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合計ー○行おきの累計


考え方

  • 先頭行から自分の行までの行数をROW関数を使って算出する。
  • 累計するデータのグループを計算で求める。
  • グループを表す値を使い、「表の先頭行」から「自分のグループの、合計範囲の最初の行」のオフセットを算出する。
  • 合計範囲の最初のセルは、上記で算出された値をOFFSET関数の第2引数に使い、「合計範囲」をOFFSET関数の第1引数に「絶対参照」を使い、最後のセルは「相対参照」にする。

説明

 「○行おきの累計」を算出するには、「○行ごとのグループ」を作ると簡単である。

下図のE列は、「自分の行」はどのグループに所属するかを表していて、3行ごとのグループを作っている。

ROW()-ROW($C$3)は、セル$C$3からの行数を計算している。
自分のセルがC4であれば「4-3=1」、C7であれば「7-3=4」となる。

INT((ROW()-ROW($C$3))/3)は、グループの割当に使う数を算出する。

INT関数は、0以上の数を引数に入れると、その小数点以下を切り捨てた整数を返す。
であるので、上記の数式では、 自分のセルがC4であれば「INT(1/3)=0」、C7であれば「INT(4/3)=1」となる。
この数式を下方向にオートフィルでコピーすると、連続した3行ごとのグループが作られる。

数式バーには、セルE3に入れられた数式が表示されている。
この式で、上記の式に3をかけているのは、「グループ先頭行の、セル$C$3からのオフセット行数」を表すためである。

エクセル画面1

 OFFSET関数は第1引数を基準として、第2引数分下に移動した参照を返す。
下図は、SUM関数に渡すセル範囲の先頭を、OFFSET関数で調整している。
数式バーには、セルD8に入れられた数式が表示されている。

累計を算出するときの考え方と一緒で、合計範囲の先頭セルは「絶対参照」最後のセルは「相対参照」にする。

下図は、セルD3をオートフィルで下方向へセルD11までコピーしたものである。

エクセル画面2

  数式バーには、セルD7に入れられた数式が表示されている。

セルD7が、セルC6からセルC7の和を計算している。

エクセル画面3

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